コーチが見る選手の人数は,少なければ少ないほど良いと思います.
小中のジュニアの少年団等では,一人のコーチで20人以上の選手を見ることも多いと思います.高校生になると,顧問の先生やコーチの見る一人当たりの選手の数はもう少し減りますが,10人以上は見ることもあるかなと思います.ナショナルチームになると選手とコーチは1対1に近くなると思います.WC選手となると,いよいよコーチと選手の人数が逆転し,2,3人のコーチで1人の選手を見ることになると思います.世界のトップ選手ともなると,プライベートチームを組み,10人以上のスタッフで一人の選手を見ることもあると思います.
このように,選手のレベルが上がれば上がるほどコーチ一人当たりが見る選手の人数が減ると思います.ただし,私はジュニアであっても,コーチ一人当たりが見る人数は少ないに越したことはないと思います.スキー選手のサポートは基本的に繊細で難しい作業だと思います.ジュニア,シニアに関わらず,一人のコーチが見る選手の数は,少なければ少ないほど良いと思います.日本はコーチが一人で見る選手の数が多すぎると思います.
2022/10/22