コーチは理想論ではなく習得が可能な現実的な技術を指導すべきだと思います.
かなり難易度の高い理想論を選手に指導するコーチを見かけることがあります.確かに技術は常に究極を追い求めるべきだと思いますが,難易度が高すぎて,現役期間中に選手がその技術を習得できなかったら元も子もありません.コーチは選手が習得可能な現実的な技術を指導すべきだと思います.空想の理想論の技術を「オレにはできた」「誰々はできていた」と言って選手にやらせようとするコーチもいるかもしれません.もしかしたら,そのコーチは現役時代に本当にできていたかもしれず,いたずらに否定することもできず,やっかいです.しかし少なくとも超絶高難度の技術を選手に押し付けているのは間違いありません.また,実際は出来ていなかったのに,できていたと思い込んでいる場合もあります.無理な理想論を押し付けてくるコーチからは選手は自ら上手く逃げる必要があります.
2022/05/18