外足

現代アルペンスキーのセットの振り幅,道具,バーンの条件においては,外足荷重が原則になると思います.内足に荷重を分散させてはいては,必要なターン弧まで板をたわませることはできないと思います.

両足荷重という技術も時代によって流行ったこともあります.その時はセットの振り幅に対して,スキーの性能が優位になり,全ての荷重をを外足にかけなくても必要な量,板が曲がってくれる条件だったんだと思います.その条件あでれば,確かに両足荷重のほうが速いと思います.

セッティングは道具の進化に伴い,どんどん振り幅が大きくなってきていると思います.まっすぐな簡単なセットでは技術差がタイムに反映されずらいからです.両足荷重で曲がれるセットの振り幅の時期が一時的にあっても,すぐにそうできなくなるように振られてしまうと思います.どちらかというと両足荷重は一過性の技術だと思います.

技術には実現性が絶対に必要です.両足荷重でターンできれば,理論的に物理的に速いのは間違いありません.しかし理論的に速くても,それを実際出来なければ全く意味がありません.また,難しすぎる技術で,例えば習得に50年かかるとしたら,それもやめたほうがいいのは明白です.

両足荷重は理論的には絶対速いですが,現実問題としてできるかどうかを判断しなければなりません.

2020/02/09